先日「L change the World」を見に参りました。映画館へ。
ここでは未だ、見ていない方を対象に、見に行かれる前にもう一度考えていただくための感想でございます。
「Lは好きかーッ!」
「好きだーッ!」
「じゃぁ観るなーッ!」
goo映画より
作品情報 - L change the WorLd
- ジャンル : スリラー/サスペンス
- 製作年 : 2008年
- 製作国 : 日本
- 配給 : ワーナー・ブラザース映画
2006年のメガヒット作『デスノート』『デスノート the Last name』で大ブレイクした松山ケンイチ扮する名探偵Lを主人公にしたスピンオフ作品である。彼の最期の23日間を追った、このもう一つの物語は、前2作 の世界観を踏襲しつつ、『リング』の中田秀夫監督らしいホラー色やハリウッド仕込みのアクション・シーンなど新たな見せ場を盛り込み、最後にして最大の難 題に直面するLの姿を描く。当たり役をさらに進化させた松山は、子連れで駆けずり回り、人間離れした頭脳の持ち主の極めて人間的な一面を見せてくれる。再 び大物起用の主題歌はレニー・クラヴィッツの「アイル・ビー・ウェイティング」。
おいおい、ちょっと待てよ。
ジャンル :
スリラー/サスペンススリラー!!!??
え・・?
中田秀夫監督らしいホラー色や
ほ・・ホラー???!!
そうなんです。
この映画の真骨頂はLではなく、ホラー系特殊メイクに在るのです。
血。
素晴らしく出ます。びゅちゅうううっという感じで。
そして、肝心のL(松山ケンイチ)ですが、おそらく物語の
約25%しか出ていません。
そしてほかの皆さんは
●夜神月(藤原竜也) 2秒
●弥 海砂(戸田恵梨香) 15秒
●リューク(中村獅童) 20秒
しかでません。まぁL中心の作品ではありますから仕方ないのですが、
というわけです。
この作品が酷いといっているのではありません。
いや、実際ヒドイ。。
「少女:二階堂真希(福田麻由子)がメインの映画といっても過言ではない。っていうか彼女のファンの人は是非見に行ったほうがいいね」
うんうん。それが見終わった後の感想でした。
以下、真面目な感想を申し上げます。偉そうな口調でごめんなさい。
小さい子どもはあまりの過激な内容にショックを受け、親は子どもとともに会場から出て行く。Lを見に来た人たちはあまりの過激な描写にショックを受け会場から出て行く。
Lが電車内のつり革にぶら下がるなど、お茶目なシーン(前作ではみなが笑う)では誰一人として笑わなかった。笑うような空気ではなかった。
ウイルス、細菌兵器を土台としたテロ組織の話。非常にキャストは豪華ではあるが、これはみなが期待するような「L」ではないし「DEATH NOTE」のかけらさえない。非常にグロテスクな表現が多く、たとえば、ウイルスに感染した教授が自らをプラズマで焼き自殺するシーンなど黒焦げになって、目から血を流す。ウイルスに感染したニンゲンの肌は徐々にただれていき、最終的に溶けていく。ナイフで人は刺す。タイでのロケでは住民の人があまりにリアルで残酷である。こんなもの小さな子どもには見せては成らない絶対。
バイオハザードよりグロテスク。アイ・アム・レジェンドよりリアル。ゾンビVS Lといったところだろうか。
このような内容は公式ホームページのPRODUCTION NOTEにちょろちょろっと書いてあるだけだ。予告編にはプラズマで教授が焼かれるシーンがあるが、血などの直接的表現はない。意外性で受けるとでも思っているのだろうか。大場つぐみ原作がとにかく台無し。
実際、小説版があるらしいのだが、誰が考えた・・・?大場つぐみが許可を下したとは考えたくない。ただ、主人公にLを持ってきただけだ。つまりLのような性格の主人公であればLでなくても十分成立する作品である。
私はこの作品が悪いといっているのではない。ただ、コレは「DEATH NOTE」や「L」とは区別して受け止めるべきだ。松山ケンイチのファンが、偶然このような不思議な格好をしている彼主演のスリラーホラーサスペンスを見に行くのなら素晴らしい作品だと思う。
それにしてもだ。キャストの演技力は素晴らしい。高嶋政伸(的場大介役)。あのコジマの人です。福田真由子(二階堂真希役)。鶴見辰吾(二階堂公彦役)。本当に迫真の演技だった(と思う)。
スケール的には非常に大きい。監督の本領が発揮されているのだろうと思った。ただここまでお金をかけて、観客が退屈する映画も珍しい・・・。それは観客の中の「L」と製作側の「L」が食い違っていたからに過ぎない。
予備知識を得た上でこれでも興味のある人は是非。
メッセージは多少伝わりました^^;
次回はロサンゼルスBB事件を題材に新たな監督の下で大場亜美さんとしっかり話し合ってやっていただきたいですね。
主題歌は非常によかったですが、「君は少し傷ついた」ですとか、「いや、めっちゃ血ぃ出てたって」など思ったのは私だけ・・・?
やはり題材をウイルスに持っていったのが問題だったと・・・。最近多いですよね、そのウイルスものの映画。まぁしっかりとしたメッセージ性はそのショックの裏に隠されているのですが・・・Lには必要なかったかな・・・。